5分でわかるアトピー原因の真相
前回のブログで「アトピーの原因は腸である」と書きました。
弱った腸壁から分解・吸収されなかったタンパク質が体内に漏れ出し、身体の免疫システムが、それらをウイルスや細菌と同じように敵だと勘違いして攻撃してしまう。
(過剰な免疫反応)
その行為によりアトピー(炎症)が出来てしまうという内容でした。
今日は更にアトピーの原因と腸の関係を掘り下げて説明します。
この内容を理解してしまえば、アトピー改善の道が開けます!
アトピー完治を目指して一緒にがんばりましょう!
人の身体は口から肛門まで一本の管
突然ですが皆さん、私たちの身体と外界との境目は、身体の表面にある皮膚だと思っていませんか?
実は、この認識は生物学的にいうと間違いなんです。
人の身体の真ん中に一本の長い空洞があると思ってください。
ドーナツのような形とイメージしてもらえると一番近いかもしれません。
私たちの身体は、口から肛門までがひとつに繋がった管です。
このようなことから、生物学的には外界から体内への入口は腸となります。
外から入ってきた食べ物などは、この一本の管を通り、栄養素として役に立つものだけを腸が吸収して残りは外に排泄されます。
小腸は外敵から身体を守る門番
小腸の入り口は、口から入った食べ物が身体に入る時の玄関的な役割を持っています。まさしく身体という家を外敵から守ってくれる門番とも言えます。
しかし、この小腸という門番、ちょっとした問題があります。
健康な身体の門番は、通す相手をしっかりと選び、身体に必要なものだけを選び体内に入れるのですが、アトピーを発症している門番たちは疲れってきっていて、身体に悪影響を与えるものまで通してしまいます。
通してしまうのは
アトピーの原因である未消化・未分解のタンパク質だけではありません。
上記のような有害物質も疲れ切った腸は体内に入れてしまうのです。
有害物質は外界からのものだけではありません、食べたものが腸内で腐敗してできるガスもアトピーの原因となる有害物質なのです。
このように私たちの身体は、常に体内、体外からの有害物質の影響を受けているのです。
アトピーとは有害物質を外に出そうと身体がもがいている状態
イメージ的にアトピーは私たちを苦しめる病気だと思っていた方も多いと思います。
私もそうでした。
しかし、ここまで読んで頂ければ、アトピーとは身体の中に入ってきた有害物質を身体が外に出そうと攻撃し、もがき苦しんでる状態だということが理解頂けたのではないでしょうか。
アトピーは敵ではありません。
私たちを守ろうと身体が頑張ってくれている証拠なのです。
アトピーのもう一つの要因「悪血症」
更に身体は、もがき苦しんでいる腸や肝臓・腎臓を助けようと、予備の排泄器官である皮膚と肺も総動員して対抗しはじめます。
特に皮膚は人体の中でも最大の器官、大量の毒素を皮膚にある汗腺から排出します。
しかし、それでも排出が追い付かずに、血中に毒素が溢れかえってしまう状態を「悪血症」といいます。
この「悪血症」という状態もアトピーの大きな原因です。
このようにアトピーの原因は吸収、分解されなかった食べ物によるアレルギー反応だけではなく、老廃物による「悪血症」も大きな原因となっています。
このように様々な要素が複雑に絡み合ってアトピーを発症させていたんですね。
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